三びきのやぎのがらがらどん

子どものよく知っている物語ですが、エプロンの中からトロルがニュッと出てくる、意外な仕掛けの作品です。
演じる前に子どもたちと歌を覚え、一緒に歌ったり、また演じ手がトロル、見物の子がやぎになって、かけ合いで遊ぶと楽しいでしょう。
夏休みの後などの、子どもたちの活動が充実してくる時期に、この作品を導入として、劇遊びに発展させましょう。



三びきのやぎのがらがらどん
ナレーター
むかしむかし、三びきのうやぎが仲良く暮らしておりました。
名前は、三びきとも「がらがらどん」と言いました。
大きいやぎのがらがらどん(岩のポケットから大やぎを出す)
中くらいのやぎのがらがらどん(岩のポケットから中やぎを出す)
小さいやぎのがらがらどん(岩のポケットから小やぎを出す)
中やぎ
むこうの山には、おいしそうな草があるぞ。
おいしい草が食べたいなあ。
小やぎ
でも、山へ行くのには、橋を渡って行くんでしょう?
あそこには、恐ろしいトロルがいるよ。
大やぎ
大丈夫、ぼくにいい考えがある。
(三びきそろっての歌)
小やぎ
じゃ、ぼくからいくよ・・・なんだかやっぱりこわいな。
カタ、コト、カタ、コト。
(橋の下から上のほうに動かし、橋の上に止める)
(トロルを出す)

トロル
だれだ!おれの橋をカタコトさせるのは。
小やぎ
ぼく、ちいさいやぎのがらがらどんです。山へいく所です。
トロル
ようし、おまえをひとのみにしてやる。
小やぎ
ま、ま、まって。ぼくは こんなに小さいやぎだけど、もう少しすると、ぼくより大きいやぎがくるよ。
トロル
そうか。小さいやぎを食べてもうまくないな。
とっとと行ってしまえ。
(トロルを引っ込め、小やぎを山に止める)
(中やぎを出す)

中やぎ
二番目は ぼくだ がんばろう。
ガタ、ゴト、ガタ、ゴト
(橋の下から上のほうに動かし、橋の上に止める)
(トロルを出す)

トロル
だれだ!おれの橋をガタゴトさせるのは。
中やぎ
中くらいやぎのがらがらどんです。山へいく所です。
トロル
ようし、おまえをひとのみのしてやる。
中やぎ
まってください、あわてて ぼくなんか食べてもおいしくないですよ。
もうすぐ、ぼくより ずうっと大きいやぎがきますよ。
トロル
そうか。では、大きいやぎを待つとするか。
とっとと行ってしまえ。
(トロルを引っ込め、中やぎを山に止める)
(大やぎを出す)

大やぎ
三番目は ぼくだ さあいくぞ。
ガタ、ピシ、ガタ、ピシ
(橋の下から上のほうに動かし、橋の上に止める)
(トロルを出す)

トロル
だれだ!おれの橋をガタゴトさせるのは。
大やぎ
大きいやぎのがらがらどんだ!
トロル
うまそうなやぎだな。
ようし、おまえをひとのみのしてやる。
大やぎ
さあこい、負けないぞ。
エイ!(トロルをめがけて突進する)
(大やぎがトロルとたたかう)

大やぎ
エイ!エイ!
(トロルに足げりをする)
(トロルを引っ込める)

ナレーター
大きいやぎのがらがらどんは、トロルをやっつけると、山へ登って行きました。
(大やぎを山に止める)
それから、三びきのやぎは、おいしい草をたくさん食べて、とてもふとったんですって。

おしまい